May 2011



2011.5.31 (Tue) in NY  ★★

短編ゲラ読み、仔犬の気持ちで考えると、「粛々と」なんて言葉は使わないなと訂正。といって、成犬なら使うのか、という問題だが。お茶の稽古、風炉平点前。 連休は終わったのに、まだまだ晩ご飯はラムのショルダーチョップやクリミニ・マッシュルームをグリルでじゅー。他にイエローライス、ベイビーグリーンのサラダはブルーチーズドレッシングで。 ◆本日の映画;「ミッション・トゥ・マーズ」で息苦しい火星を散策。
2011.5.30 (Mon) in NY  ★★★

小すば短編の挿絵にぜひお願いしたい人を発見してしまった。でも画家さんだから、だめかな、どうかな、とこんなことを考えるときは楽しいが、目の前には校正用紙がばっさばさと。 貧血でくらくらしつつ、近所のジューイッシュ惣菜の店を覗く。目当てのチョップド鶏レバーがないのできいてみると、いつもの愛想のひとつもないユダヤ人のおじさんが、「水曜日だね、レバーは」と一言。 鶏レバーは水曜つくり、脳内にインプット。晩ご飯はグリルでポーターハウス・ステーキ、ポートベロマッシュルーム、ズッキーニをじゅー。 3日間文字通り、メモリアル・デーBBQしまくりの日々じゃった。◆連休中の映画は、小津安二郎「一人息子」「父ありき」と親子物で。笠智衆みたいな役者はきっともう後にも先にも現れない。
2011.5.29 (Sun) in NY  ★★★

そういえば、昨日盛り上がった話題が「NYの詐欺手口」。19年前に来た当時、流行っていた「人にぶつかってボトルをわざと落とし、弁償しろというボトルマン」や、 「キャッシュを拾ったから山分けしようと誘ってくる女性二人組」の話(実際、友達がだまされ、自分の欲深さを反省しておった)は最近聞かないな。 ナイジェリアの振込み詐欺はナイジェリアの国全体のイメージを悪くしてるよねー、などと。笑ったのはロシア人内の詐欺。 NJターンパイクの通行料金所にアメリカに来たばかりのロシア人を連れて行って、「すごくいい商売がある。あの料金ブースを買えば、毎日キャッシュがうっはうは」という手口らしい。 「じゃ十五番レーンいただきます」とか買ってしまう人もいるのだろうか。いるんだろうな。午後は、いつ行ってもわくわくするブルックリンのホーム・デポへ車(の助手席)でGo。ついでにLowe'sにも寄り、ネジやクギやプランターや植木やドアの取っ手などじっくり眺めて堪能。晩ご飯は、海老、ズッキーニ、ネギなどグリルでじゅー。つまりは昨日の残り物。
2011.5.28 (Sat) in NY  ★★★

もうすぐ結婚する友人を招いて、早めのメモリアル・デーBBQ。この祭日にBBQをするのは定番だが、気候的にまさにグリルを外に出す季節だから理にかなっておるのじゃった。 われらがベイビーQちゃん(本名)、今年も夏いっぱいよろしく頼むわね、じゅじゅー (ベランダ串焼き隊メニューの写真は、こちら)。
2011.5.27 (Fri) in NY  ★★

海鳴屋3話を書きつつ、小すば短編ゲラを読んみつつ、明日の串焼きメニューを熟考していたら、もう夕方。買出しに行かねば。 戻ってきてうどんこ病かハダニの疑いのあるローズマリーさんをトリミングし、水と竹酢液のシャワーを浴びせる。でもローズマリーの葉が白くなるのは、自主防御作用もあるらしい。 どっちなの、と聞いても返事なし。晩ご飯はグルーパーのスパイス・コーンミール焼きをいつものようにアボカドとコールスローとともに、トルティーヤでくるり。アボカドにペルー産インカ塩(しかし伊豆で買ったもの)をかけたらうまし。
2011.5.26 (Thu) in NY  ★★★

本日はヒロコ師匠の親友、まちこ師匠の魚教室。NYにはわが師匠がたくさんおるのであった。師匠の見事な平目の五枚おろしの手つきにほれぼれ。 私はといえば、鯛をおろしながら包丁が自分の腹のほうに刺さりそうになり、一同に悲鳴あげられる始末。腹切りは一度でじゅうぶんじゃ。晩ご飯は教室でたらふくいただいたのに、つい持ち帰りのバッテラつまんでしまう。
2011.5.25 (Wed) in NY  ★★

ヒロコ師匠と響屋でちょいと一杯(で終わるわけはなし)。ここのカウンターで美味しい季節の味をいただきながら、黒龍を啜る至福のひととき。 ご主人と「この蛍イカの沖漬け美味しい〜」「富山からです。旬のときに仕入れて1つずつ処理をして…誰も手伝ってくれず一人でコツコツと(笑)」「こっちの鯖は」 「これは長崎で」「ほほう」云々、プロの師匠と単なるいやしんぼな私とで、聞きまくり食べまくり(仕事の手、邪魔しまくり)。
2011.5.24 (Tue) in NY  ★★

お茶の稽古、風炉の平点前。暑いし、午後は雷雨との予報で着物挫折、洋服で出向くも、皆して「あらっ今日は着物じゃないのー」「ちがうんだー」(挫折したのネ、の声音で)と。 みなさん、しっかり着こんでえらすぎじゃ。晩ご飯はパーチメントペーパーを活躍させようよ運動の一環として、魚焼き器にペーパーしいてオリーブオイルとクレイジーソルトまぶしたアスパラ焼き。 これだと網の隙間から落ちないし、掃除楽だわよ奥さん。フライパンでもペーパー敷いて燻した鶏もも焼いてみる。 こちらはハーブド・プロヴァンスにガーリックパウダー、塩味はしっかりついているので一振りとも入れず。掃除楽よお。って全部これ。
2011.5.23 (Mon) in NY  ★★

例の謎の種が無事発芽して双葉になったが、どう見ても朝顔の双葉に似ている。朝顔の種を拾った覚えはないのだが、これから相手がどう出るか、朝顔に似ているとなれば蔓を伸ばして支柱などをこれ見よがしに要求してくるのではないか。楽しみつつ用心といったところだ。 晩ご飯はチェルシーマーケットで買ったイカ墨ねじりパスタに、海老とイカの墨煮缶でシーフードパスタ。アスパラガスのロースト。
2011.5.22 (Sun) in NY  ★★

祝いと呪いの字が似ておることにいまさら気づく。呪うという気持ちも突きつめてちょいと方向転換してやれば祝福になるのではないか。 午後、Joseph Aboudとセオリーのサンプルセールをざっと流す。流しただけで、実際買ったのは8番街のバッタ屋で$4のスリッパのみ。晩ご飯は燻したチキンで焼き鳥風。 レタスの和風サラダ。人参ドレッシングを作って以来、使いたくて仕方ないのだ。
2011.5.21 (Sat) in NY  ★★★

「恐るべき子どもたち」なる店にて、いつものアフリカのソーセージ、メレゲスのバゲットサンドの昼ご飯。そのあと、近所のブルームストリートの路上でやっているLESのブティック、デザイナーたちによるファッションショーを見た。 配られたプログラムのいいなと思う服に印をつけて、少しずつまわろう。それにしても間近で見るモデルたちは細くて針金のよう。不健康とか健康とかを通り越して、無機質なマネキンみたいに表面がつるつるしていた。 晩ご飯はジュリア・チャイルドのレシピでマッシュルームとほうれん草のパイ。マッシュルームを炒める際にスペックを使ったらオイルがなんともいい香り
2011.5.20 (Fri) in NY  ★★

いよいよ今週からフレッツ光ライトの受付が開始されたので、実家の地デジ対策のためにプロバイダーなどの検索開始。ネットの評判としては、「こんな小容量の従量制なんて誰が使うんじゃ、ワレ!」と詐欺よばわりのさんざんな悪評だが、 うちの両親には確かにあてはまりそうなんじゃな、これが。 晩ご飯はこの前燻したホワイティングを焼く。干物よりちょい柔らかい丸干し風でうまうま。手づくり人参生姜ドレッシングで、ほうれん草と大根、わかめとしらすの和風サラダ。
2011.5.19 (Thu) in NY  ★★★

もとは東の住人だが、西に引越し、そして9ヶ月ぶりに東に遊びにやってきた(くどい)りまじと晩ご飯。かねてから予定しておった念願からすみパスタをシェアするつもりが、りまじ、皿を見て顔面蒼白。 ウェイトレスは「貝の形のパスタ」といっていたのだが、「こ…これは貝じゃないっ。虫の形だっ」…一人黙々と彼女のぶんもからすみパスタを平らげた。 前はレシートを透かし見るつもりで蝋燭の火で燃やしてしまったり、二人のご飯はいつも事件がらみである。他にマテ貝のグリル、辛いタコのグリル、鰯など。
2011.5.18 (Wed) in NY  ★★

出ました、久々の9時間断水。仕事がつまっていて脱出作戦が遂行できない本日、貯められる容器すべてに水をためまくり。洗い物も夕方まで出来ぬのに、昼ご飯の納豆はかかせぬ愚か者。 詩人B氏と電話。私の詩を英訳してくれるかわりに、私も彼の詩を和訳する約束をしておったので、今切羽詰っていてすぐには出来ないな、だから自分のをお願いするのも悪いな、ともごもごしていたら、 「いいんだいいんだ、ボクのはいつでも。とりあえずボクはきみのを訳すのが楽しいんだよねー、あるやつ郵送してねー」とのこと。 しかも別に英訳、和訳されたものの使い道がきまっておるわけでもない。純粋な言葉への愛着と冒険。うう、見習わにゃ。 晩ご飯は牛肉とザー菜炒め、炊飯器de炒飯、たこ缶とアボカド、セロリと玉ねぎのペストドレッシングあえ。
2011.5.17 (Tue) in NY  ★★★

ウィル・リーが立ち上げたチャリティコンサートへ(写真は、こちら)。ウィル・リーさん、いい人の上にベースが上手い。 ベースが上手い上に人柄もすごい。それゆえか、オークションの出品も芽を見張るような楽器が勢ぞろいしておった。そして何十回もきっと観ているアッコちゃんのコンサート、今日ほど苦しく美しい歌として聞いたことはなかったかもしれぬ。 コンサートが終わって、1ブロック以上歩いたところで親方が大事な機械のたくさん入っておる仕事鞄を会場に置き忘れたことに気づく。慌てて戻ったらまだ座席にぽつんとあった。 このNYで、ヘルズキッチンで、普通なら一瞬でなくなっていそうなものなのに。これもよき人たちの集ったライブだからか。 そんな私は、ブリーカーストリートのライブハウスで、いながらにしてバッグ丸ごと置き引きされたことがあるのだった。
2011.5.16 (Mon) in NY  ★★

今週の天気予報、見事に連日雨。まるで日本の雨季のよう。ネットで日本からの速達(だいじな書類)の再配達を2度も申し込んだのだが、結局再配達されず、取りに行く。 窓口のおじさん、ものすごい勢いで「ここサイン、ここ記名、はいID見せて」と有無を言わさぬ勢いで指示、しかも日本からの、といっておるのに中国語で。 あれは勢いにまかせて、「なぜ再配達されなかったか」と問い詰められないようにしたのではないか。気持ちはわかる、が。 晩ご飯は昨日燻したポークリブをオーブンでじっくり焼く。根菜も焼く。
2011.5.15 (Sun) in NY  ★★★

雨模様のなか、燻製隊の活動。以前、吹雪のなかで燻してコイルが熱くならず大失敗したので心配だったが、無事に煙がもくもく。煙加減を見ながら、午後の数時間を過ごすのも悪くなし。 今日はポークリブに鶏を一羽さばいたもの、そして初挑戦のホワイティング。ソミュール液に浸けた後、乾燥の時点で魚臭くて不安になったが、燻してみたらこれはいい。 まさに鯵の干物のような味なのだった。4匹で$2.5。失敗しても怖くない値段なのもよし。値段を気にするところが、まだ煙人の悟りをひらくに至っておらぬな。 晩ご飯は燻しホワイティングを焼いたものに、ほうれん草とスティルトンチーズ、杏にマッシュルームのサラダ。
2011.5.14 (Sat) in NY  ★★

明日の燻製隊の活動準備にいそしむ。◆本日の映画;「ウィンター・ソング」壮大な中国メロ歌謡オペラ、琴線に雪がふる。でも我の真の野望は、金城武にずっこけ役を演じてもらうこと。 晩ご飯はビール尻チキンの残りを使って、チキンポット・パイ。出来あいのパイシートなら簡単便利、これはビール尻チキンをつくったら必ず作りたいペアメニューになったのう。
2011.5.13 (Fri) in NY  ★★★

ソーホーでHちゃん、Yちゃんとソーホーでイタリアご飯のあと、3人でいそいそとArteの夏着物展示会へ。小千谷縮、能登上布などうっとり眺め、目を潤わせたのち、ユニクロでジーンズ買って帰りし午後。 戻ってきて、編集さんと電話で打ち合わせ。打ち合わせの合間に相手の酒の失敗を聞き出すのが、ひそかな楽しみ。 晩ご飯は炊飯器de鶏炒飯、イカとブロッコリのマヨ、オイスターソース炒め、チャヨーテ浅漬け。
2011.5.12 (Thu) in NY  ★★

ヒロコ師匠の料理教室、本日の主役は好物魚のブランジーニ。すごく立派なサイズの魚であった。私も復習するときはこれぐらいの魚を見つけたい。でないとおろしているうちに、あらっ鰯? というぐらいのちんまりサイズになってしまうので。魚の千本さばきで、練習せねば。晩ご飯はこれまたヒロコ師匠のレシピで、ハンガーステーキのロースト。 しかしせっかく教えていただいた自家製ラブをものぐさでパスしてしまったため、ただ焼いただけ、といえなくもなし。 ◆本日の映画;溝口健二「浪華悲歌」山田五十鈴と同じ時代に生き、ぞんぶんに作品を楽しむ娘時代をすごしたかったことである。
2011.5.11 (Wed) in NY  ★★

そういえば昨日は、いつも素敵な着物を着ておられるなあ、とひそかに憧れている先生に、帯をほめていただいたのだった。天満宮で買った100円の鹿柄帯。肩身の狭さと嬉しさを同時に味わう…。 梨の花びらがそこら中に白くひらひら散っている。NY中にある梨の木、実のならない木のようだが、案外に好きだ。桜より好きだが、百日紅は梨より更に好きだ、などと花に順位をつけても仕方ない。 晩ご飯は海老、ピーマン、玉ねぎのバッファローソース炒めとアボカド、ベイビールッコラをトルティーヤでくるりん。
2011.5.10 (Tue) in NY  ★★

「海鳴屋楽団」2回目のゲラ読んで、3回目の原稿書いて、小すば短編見直して、楽天の蟹ショップをチェックしたら、やっぱり時間が足りない。なぜ買えもしない蟹を…。 そして午後は強引に着物をひっかけ、お茶の稽古へ。卯の花茶箱2度目。こんなややこしいことを年に数度しかやらずに覚えられる人がいること自体がミステリー。 「キミができるようになるには80年後かな」と先生さらりとおっしゃるが、来世でも無理でござんす。晩ご飯はチキンの残りとイエローライスでアロス・コン・ポヨ。ほうれん草の炒め。蟹はなし。
2011.5.9 (Mon) in NY  ★★

日本の北のほうに惹かれて、新しい物語を書き始めたのは地震のまえだった。北に導かれる思いはいまもまだ強く、連載も、連作になりそうな予感の短編も、たまたま日本の北が舞台になった。 しかも夏に出る号なのに、雪まみれな場所でのにおいの話。晩ご飯はストライプド・バスのソテーにシャロットのハラペーニュピクルス添え、しじみと白滝、ゆでぼし三菜と大豆の五目煮、蕎麦とベイビールッコラのサラダ。
2011.5.8 (Sun) in NY  ★★★

ご近所で催されているアーティストのオープンスタジオを覗きに@Cultural & Educational Center(写真は、こちら)。 普段、ギャラリーには出かけても、アートの創作現場にうかがう機会などめったにないから、それこそこっそり覗き見しているみたいな気分。 でもこれも絵や立体作品の飾ってあるアートだからいいものの、小説だったらなんの絵にもならないだろう。机にはただの紙とコンピュータがぽつり。 そして髪振り乱した物書きがうつろな目であなたを迎えてくれます…にこっ。ぞくっ。晩ご飯は極楽なビール尻チキンに、芽キャベツ焼きのパルメジャンがけ、フレンチ・レンズ豆にホッピンジョン。
2011.5.7 (Sat) in NY  ★★★

商売上手な窓掃除のジョナサンさん来。「最近のキッズは怠けてんねえ、まったく。宿題も働きもせずに$200もするスニーカーほしがるとは、なにごとじゃ」など名言苦言残して帰っていかれた後は、我が家の窓はぴっかぴか。 午後は、山本テオさんのビジュアル・ポエトリーの個展へ。詩の線画の世界、朗読にジューイッシュ音楽と、耳から目から、心地よい空間にゆらゆら酔わせていただいた。 晩ご飯は響屋にて目から舌から、春を味わわせていただく。黒龍飲みつつ、しめ鯖、パームハーツとこごみの天ぷら、あまーい新玉ねぎのサラダ、ほたるイカのゆず味噌添え、穴子の燻製などの至福。
2011.5.6 (Fri) in NY  ★★★

業務メールは来週に追いやり、ご近所ジューイッシュレストランで牛タンてんこもりサンドを食した後、クイーンズのルイ・アームストロング博物館へ。 アームストロングと妻のルシールが晩年を過ごした家は、しずかな住宅街のなかにある。慎ましやかな家の、浴室の蛇口だけはぴかぴかのゴールドだった。一点豪華主義。 晩ご飯はラムレッグのソテー、本日の行者ニンニクには初物ホースラディッシュ(おろしたてはやはりつーんとくる香りがちがう!)とベジネーズ、にんにくのソースで。 フレンチ・レンズ豆のチキンストック煮にサラダ、ホッピンジョン。
2011.5.5 (Thu) in NY  ★★★

短編の第1稿仕上げて、放心。に、においに、まみれた…。そのまま午後はもうひと頑張り、業務連絡メール返信など、と思いつつ、昼ご飯の豆腐納豆キャベツを食べながらタイムアウト誌を見ていたところで、フルラのサンプルセール発見。 いってきました、2つほど買いました。大好きなケリーグリーン色のバッグ。けど何にも、あわなさそうな…。業務メールは明日に追いやる。 晩ご飯は海老にコーンミールをまぶしてピーマン、玉ねぎと焼いた後、自家製ウィングスソースで仕上げたバッファッロー海老。グリーンリーフ、アボカドとともにトルティーヤに巻いてかぶりつく。
2011.5.4 (Wed) in NY  ★★

雨模様ゆえ、室内でレモンタイムとローズマリーの苗植え付け。空気に湿気がまじっていると、植え替えるときに植物も楽かな? 楽よね? と苗に押しつけがましく語りかけても、ひとり。 晩ご飯は、豚肉を先週末仕込んだを行者にんにく醤油と胡麻油で炒めてラーメンのせ。行者にんにくの青唐辛子味噌添え。こうしてちょびちょび春を齧る幸せよ。 これが年中売られていたら、日本のエシャロット的気やすさになってしまうんだろうか。庶民派になってもワタシ、アナタが好きね、とこれまた押しつけがましく。
2011.5.3 (Tue) in NY  ★★★

晩ご飯は最近気に入っているご近所イタリアンへ@Perbacco(の写真は、こちら)。 とろとろなブラータとベイビールッコラのサラダ、グリーンオリーブとひき肉をボールにして揚げたもの。 ボッタルガの手打ちパスタ。ラック・オブ・ラムはアーティチョークのピュレ、フライ、ローストの3拍子、肉はいいからアーティチョークをぜひ味見させて!と盗人の目に。 ◆本日の映画;「ジュリー&ジュリア」当たり前のように本棚におさまっておったジュリアの料理本が、この映画を観たあとで燦然と存在感を放ちはじめた。食べる力は生きる力なり。
2011.5.2 (Mon) in NY  ★★★

イーストヴィレッジにて詩の朗読会@ナイチンゲール。B氏と千里くんのフィーチャーナイト、私もこそこそっと2編、B氏の英語朗読つきで読ませてもらう。なぜ言葉をあらためて発するのか。 声にするのか。ほぉんの少し解ったような。紙に書かれた言葉は音にすると色がつくな。などと考えておったら、ジャズ・シンガーMさんが皆の言葉に感じた色を挙げていて、面白く聞く。 B氏は赤系、千里くん金色、私は深い青、なのだそうな。ほっほう青は好きな色なので嬉し。 晩ご飯は皆さんで和食色々、ちらし、わさびしゅうまい、天ぷら、ひじき、たこ酢等@志摩。
2011.5.1 (Sun) in NY  ★★

本日から5月。しばらく読めなかった、読んでも脳の表面をつるつる上滑りしておった本が、いつのまにか読めるようになっていることに気づく。自然すぎて、いつからかも気づかずに。 これまたいつから自分が眠っておるのかも気づいていなさそな種を一昼夜水に浸け、眠りから起きろーと呼びかける。そして本日プランターに植えつけ。ほうれん草、紫蘇、ししとう、そして未知の種。 一体どこで採ってきたんだったか、一体どんなものが咲くのか。そもそも咲くのか(と怪しんでおる写真は、こちら)。 外はまだまだ寒く、革ジャン羽織って土仕事する手も凍えるほど。晩ご飯は帆立のパプリカ焼き、新じゃがとチポリーニ・オニオン、パースニップのオーブン焼き。期待のアップランド・クレスはとうたちまくりで歯がたたず。