N o v e l s
b o o k s h o m e

◆画像をクリックしていただくと、Amazonのページへと飛びます。

虹の巣
The Nest of Rainbow
■角川書店 1800円 (2016.4)
■ISBN 978-4041039052
■ページ数 367P
■装画 いとう瞳/装幀 坂詰佳苗
<子を捨てた母、子を葬る子、子を奪う女。それぞれの寵愛と献身。>
美貌の女優・鈴子は人気絶頂のなか、年上の脇役俳優・由崎克彦と結婚。弁当店で働く女子高生・佳恵を自宅の家政婦として招き入れた。やがて赤ん坊が生まれたが、幸せな日は長くは続かなかった。 自宅で赤ん坊が亡くなった状態で発見されたのだ。スキャンダラスに報じられた事件から数年後、由崎家には4つになる娘の日阿子と、新しい家政婦の暁子がいた。しかし暁子にはある「秘密」があった――。 
母と子の深い愛というテーマに挑んだミステリー。


海鳴屋楽団、空をいく
The Sea Roar Orchestra Going to the Sky
■ポプラ社 1500円 (2012.10)
■ISBN 978-4591131084
■ページ数 332P
■装画 樋口たつの/装幀 アルビレオ
<ここが、俺のおさまるべき場所なのか?>
気取らない定食と温泉だけが自慢の宿・海鳴屋。あてもなく会社を辞め、北陸の小さな町へやってきた里男は、カリブ生まれの楽器と出会い、予想だにしなかった「音」に溢れる世界を知ってゆく。 元バンドマンの主人と女将、カリブ出身の黒人青年、仲居の老姉妹、自称・幽霊作家ら個性豊かなメンバーが、ひとつ屋根の下でくり広げる音楽と希望の物語。 桔梗/月見草/星の河/黄色い小鳥/砦/空(全6話)


鴨とぶ空の、プレスリー
Presley in the Duck Flying Sky
■理論社 1400円 (2011.6)
■ISBN 978-4652079782
■ページ数 236P
■装画 北村ケンジ/装幀 中村光宏
<プレスリーおたくのダメ父とひと夏の旅、メンフィスへ。>
おれの親父はプレスリーおたくの46歳。音痴。超いいかげんなダメ父に巻き込まれ、行くのはブルースの街・メンフィス。 父と息子が対立しあいながらも音楽を愛する気持ちを確かめあう、ひと夏の音楽の旅。
ダメ父、帝王に会う/だれもがプレスリーになりたがる(わきゃないだろ)/悪魔になにを、売りわたす/メンフィス、テネシー、鴨ホテル/ ふたごのプレスリー、マイクを分け合う(他 全6話)


ぴしゃんちゃん
Pishan chan
■小学館 1300円 (2009.9)
■ISBN 978-4093862561
■ページ数 144P
■装画 野中ともそ/装幀 高柳雅人
<小生意気な水しずくと不器用なぼくの、ほのぼのせつない日々。>
ぼくは町はずれの借家で、薬草を売りながらその日暮らしをしている。ある日、庭の葉っぱの上に現れた水しずくをぴしゃんちゃんと名付けた。 人々のなかで上手に生きられないぼくと、蒸発したくてもできないしずく。似た者同士ががせつなく心を通わせる魂の物語。
千年水たまり/消えてなくなる/フンコロガシのゆううつ/古式泳法の海/ルリの庭/落ち葉がえり/雪月、水月/オアシス(全8話)


犬のうなじ
Nape of the Dog's Neck
■双葉社 1500円 (2009.8)
■ISBN 978-4575236729
■ページ数 265P
■装画 寺門孝之/装幀 大久保伸子
<誰にも訪れる人生の転機を温かな眼差しですくいとった7編。>
9・11を機に大切に綴ってきた7つの物語をおさめた連作短編集。自分の力ではどうにもならない衝撃的な事件に見舞われたあと、人はどんな道を歩んでゆくのか。 恋人、夫婦、家族たちの再出発を予期させる結末に射しこむ、ひとすじの希望の光。
凧、つかむ/天使のシンバル/犬のうなじ/だまされ星は、やさしい光/椰子がなくちゃ、生きていけない/月の穴(他 全7編)


チェリー
Cherry
■ポプラ社 1400円 (2007.9)
■ISBN 978-4591098929
■ページ数 293P
■装画 瀬藤優/装幀 緒方修一
<いつだって、きみと出会いつづける。>
伯父さんのアメリカの家に住みついてしまった「魔女みたいなひと」。ぼくはずうずうしい魔女を追い出そうと、頼りない伯父さんと共にアメリカへむかう。 ところがいざその家についてみると、そのひとは人見知りでやせっぽっちで正直で…。あの時、ぼくの知らない心が動きはじめた。
第24回坪田譲治文学賞・最終候補作。
魔女たいじ/ミドリの館/砂丘/果樹園/祭りと海賊船/さくらんぼ小屋、本日開店/池に凍る牛(他 全9話)


おどりば金魚
The goldfish at the Landing
■集英社 1500円 (2007.7)
■ISBN 978-4087753790
■ページ数 256P
■装画 霜田あゆ美/装幀 大久保伸子
<心のおどりばでひらひらと揺れ、さまようひとびとの物語。>
器用でも、強くもない。でも、大切に守りたいものもある。日常の悦びと哀しみ、孤独と夢。東京の片隅のアパートを舞台に、不器用で愛すべき人々の物語を描いた連作集。 <韓国語翻訳版あり>
草のたみ/ダストシュートに星/小鬼ちゃんのあした/イヌとアゲハ/タイルを割る/砂丘管理人/金魚のマント(全7編)


世界のはてのレゲエ・バー
Reggae Bar at the End of the World
■双葉社 1600円 (2005.10)
■ISBN 978-4575235388
■ページ数 336P
■装画 野中ともそ/装幀 緒方修一
<いくつかのちっぽけな魂が、少しずつ近づいていく物語。>
父親の転勤でニューヨークにやってきた落ちこぼれ高校生コオは、ある日街の片隅にちっぽけで怪しいレゲエ・バーを見つける。 夜毎集まる人々との出会いと別れを通し、恋や命の重み、自由の意味を知っていく。
1.I Shot The Sheriff/2.Across The Border/3.I Need A Roof/4.Work Hard/5.Let Your Teardrops Fall(他 全8話)


カチューシャ
Katyusha
■理論社 1500円 (2005.3)
■ISBN 978-4652077566
■ページ数 270P
■装画 北村友紀/装幀 池田進吾
<僕を取り巻く宇宙の中心に、あの子はすとんと落下してきた。>
ロシアンハーフの美少女カチューシャは転校早々にみんなを巧みに魅了して、学校の人気者になった。でも、その様子を見守る僕は不安をおぼえる。 自分とはまったく違う異星人のような女の子に出会ってしまった男の子のボーイ・ミーツ・ガール物語。
第54回小学館児童出版文化賞・最終候補作。
1.のろまの効用/2.海面で光るもの/3.人気者でいこう、よそ者でいよう/4.名前の孤独/5.しあわせな味(他 全11話)


Teen Age
Teen Age
■双葉社 1300円 (2004.11)
■ISBN 978-4575235098
■ページ数 264P
■カバー写真 大橋愛/装幀 鈴木成一デザイン室
<リアルで切実な「十代」の断片。>
友情や恋に悩み、将来への漠然とした不安に揺れ動く少年少女の姿を、七人の女性作家が描く作品集。いま十代、そして十代を通り過ぎたすべてのひとに贈る珠玉のアンソロジー。 キューバを舞台にした「ハバナとピアノ、光の尾」収録。<韓国語、中国語・翻訳版あり>
収録作家/角田光代、瀬尾まいこ、藤野千夜、椰月美智子、島本理生、川上弘美、野中ともそ


宇宙でいちばんあかるい屋根
The Brightest Roof of the Universe
■ポプラ社 1200円 (2003.11)
■ISBN 978-4591079072
■ページ数 236P
■装画 峰田美史/装幀 緒方修一+留目かおり
<十四歳ってとても不便だ。>
中学生のつばめは、ビルの屋上で偏屈な老女「星ばあ」に出会う。はじめはぎくしゃくする二人だったが、次第に心を通わせる。
---絶妙な会話、胸いっぱいに宇宙が広がるラストへ。著者初の児童向け文学。
1.春の夜の侵入者/2.隣人へのカード/3.屋根とほおずき/4.雨、空のクラゲ/5.おもたいしずく/6.瓦の精と、糸電話 (他 全11話)


フラグラーの海上鉄道
Flagler's Folly
■集英社 1600円 (2002.4)
■ISBN 978-4087753127
■ページ数 269P
■カバー写真 野中ともそ/装幀 大久保伸子
<その恋は、海を渡る汽車から始まった。>
五年前、姿を消した恋人ルルから周への手紙。アメリカ南部キー・ウエストから届いたものだった。再会した二人は、五年間の空白を埋めるかのように、 ルルの祖母アツエの過去の大恋愛をたどっていく。1935年。キー諸島を結ぶ海上鉄道で、肌の色も言葉も越えて、運命的に出会った二つの魂。やがて明かされる切なくも哀しい真実。 それはルルが抱える深い闇に結びつくものだった…。


パンの鳴る海 緋の舞う空
The Sea of Pan, the Sky of Scarlet
■集英社 1400円 (1999.1)
■ISBN 978-4087743821
■ページ数 214P
■装画 野中ともそ/装幀 岩瀬聡
<第11回小説すばる新人賞受賞作>
音楽に壊された男を忘れるためNYへ来たマヤ。見えない怯えを抱くNYの地下鉄車掌グレゴリー。 新聞の広告欄で知り合った二人は、カリブのトリニダッド島で会う約束をするが……。極彩色の世界の恋物語。
「熱帯の風光と狂気がよく描きこまれ、音や音楽という書きにくいものを、よく言葉で表現した力作」……田辺聖子氏選評より